アル=インシカーク、「裂け目」は、第84番目のスーラ——メッカで啓示された25節から成る。1 預言者ﷺが、"as if he is seeing it with this eye,"(英語)復活の日を見たいと望む者に勧められた三つのスーラの一つである。4
何についてのスーラか
このスーラは、創造がその創造主に従う場面から始まる。『(復活の日に、)天がわれ、それ(天)が自分の主(のご命令)を聞き、(そのご命令への服従が)義務づけられた時、また、(山々が粉々にされて)大地が伸ばされ、それ(大地)がその中にあるもの(死んだ人々、)を投げ出し、(彼らを)すっかり吐き出し、それ(天)が自分の主(のご命令)を聞き、(そのご命令への服従が)義務づけられた時、』それから読む者へと転じる。『人間よ、本当にあなたは、あなたの主へと懸命に励む者であり、そして(復活の日には)かれと拝謁する身の上なのだ。』
その拝謁において、『自分の(行いの)帳簿を、右手に渡された者はといえば、易しい清算で、清算され、嬉々として(天国にいる)自分の家族のところへ、戻って行くことになろう。また、自分の(行いの)帳簿を自らの背後から渡された者はといえば、(自らに対して)破滅を祈り、』その過ちは、『実に彼らは、(清算のために創造主のもとへ)戻ることなどあるまい、と考えていたのだ。いや、(彼は蘇らされ、行いの報いを受ける、)本当にかれの主はもとより、彼のことをよくご覧になるお方であったのだ。』2
夕焼け、夜、満月にかけて誓い、このスーラは宣言する。『われはまさに、夕焼けにかけて誓う。また、夜と、それが集めたものにかけて、また、(その光と形が)満ちた月にかけて(誓う)。(人々よ、)あなた方は必ずや、ある段階から(別の)段階へと、乗り次いで(移転して)行くのである。』そして人々が信じない理由を問う。『では、彼らが(アッラーと最後の日を)信じないのは、どうしたわけか?そして、彼らに対してクルアーンが誦まれても、彼らがサジダしないのは?』このスーラは、これらのスーラを貫く例外で終わる。『但し、信仰して正しい行いを行う者たちは、別である。彼らには(来世で)、尽きることのない褒美があるのだ。』3 アブー・フライラは、このスーラを誦む際にサジダし、こう言った。"Had I not seen the Prophet (ﷺ) prostrating, I would not have prostrated."(英語)5
なぜ重要か
アル=インシカークは、人間の人生を、神との対面で終わる努力の旅として枠づけており、「あなたの主へと懸命に励む」という句は、長らく信徒の人生の要約として用いられてきた。右手と背後から渡される帳簿の対比は、クルアーンの中でも審判の最も明快な情景の一つである。アル=インシカークをアラビア語原文・諸訳・朗誦とともに読むには、Quran.comを開くとよい。