サウム(断食)――ラマダーン月の断食――は、五行の四番目です。

"Islam is built upon five [pillars]: … fasting in Ramadan."

— Sahih al-Bukhari 8(英語)1

ムスリムはなぜ断食するのか

断食は、苦行そのもののために定められているのではなく、タクワー(神への意識と自制)を育むために定められています。

信仰する者たちよ、あなた方以前の者たちにも義務づけられたように、あなた方にも斎戒が義務づけられた。(それは)あなた方が、敬虔になるようにである。

— クルアーン 2:183(サイード佐藤訳)2

ラマダーン月

ラマダーンがほかの月にまさって尊ばれるのは、クルアーン(コーラン)が最初に啓示された月だからです。

(それは)人々への導きとして、また導きと識別の明証としてクルアーンが下された、ラマダーン月。

— クルアーン 2:185(サイード佐藤訳)3

断食に含まれること

夜明けから日没まで、ムスリムは食べ物、飲み物、そして夫婦の交わりを断ち、夕方に断食を解きます。678

そして夜明けの白い糸が黒い糸から明白になるまで、食べ、飲むのだ。それから(太陽が沈んで)夜になるまで、斎戒を全うせよ。

— クルアーン 2:187(サイード佐藤訳)4

同じ諸節は、病人や旅行中の者は免除され、後日その日数を埋め合わせできることを明らかにしており、イスラーム(イスラム教)の「易しさ」の原則を映し出しています。3

みいつの夜

ラマダーンの中には、ライラトゥル・カドル(みいつの夜)と呼ばれる、千の月にまさると言われる夜があります。

本当にわれらは、誉れの夜にそれ(クルアーン)を下した。……誉れの夜は、千の月に優るもの。

— クルアーン 97:1-3(サイード佐藤訳)5

この月は、イード・アル=フィトル(断食明けの祭り)の祝いをもって終わります。

要するに

ラマダーンの断食は、自制、敬虔、そして共感の一か月です――夜明けから日没まで断ち、神に近づき、クルアーンが啓示された月を敬い、持たざる人々に思いを寄せます。